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透けにくさの限界
「市販のミラーレースを何度も買って試しているけど、その度に期待を裏切られている。このレースは本当に透けないの?」とお問い合わせをいただきます。
どの時間帯でどんな生活シーンで透けにくさをどの程度求めるかによって、昼間に透けにくい【ミラーレース】の限界はおのずと決まってきます。
ミラーレースはごく一般的なレースよりもやや繊維の密度が高く、さらに裏面には光沢のある繊維を使用して、ガラスサッシをマジックミラーに変身させて昼間にお部屋内部を見えにくくします。
どの程度見えにくいかは天候による室外の照度と、室内の照明点灯時の照度のバランスによって刻々と変化していきます。
★ 雨降り・曇天・夕暮れ時
昼間でも天候や時間帯によっては室外の照度より、室内の照明器具の照度ほうが高い場合があります。その場合外から室内の照明器具は、しっかり透けて 見えるでしょう。しかしその照明器具から発せられた光を受けた家具や人体の照度は室外の照度より低ければ、外から透けて見えることはありません。これがい わゆる、「昼間に透けにくいレース」と当店が表現している時間軸です。
★ 夕暮れ時~夜間
この時間帯になると、室外の照度より室内の照明器具による照度のほうがはるかに勝ってきます。照明器具だけではなく、光を受けた家具や人体の照度も外の照度より高いのでこの時点でミラー効果は得られず、ごく一般的なレースカーテンとなります。
ミラー効果が得られない時点でどのように透けにくい効果をレースに求めるかというと、それは繊維の密度が高いつまり物理的に透けにくい組織が決め手になってきます。
密度が高いと白いシーツのようなもので全く不透明ゆえ、昼間は景色が全く見えないというデメリットが出てきます。環境によってはかえってお隣の景色 が見えないほうが良いということもあるでしょうが、多くの方は閉鎖感を嫌いますのである程度透けるレース生地という範疇を求められます。
★ 夜間に透けにくいレース
全く不透明ではない微妙な透け感を持ち、夜間にはそこそこ物理的に室内の様子を遮蔽してくれるレースとして提案しておりますのが、当店自慢のIP0039であります。
このレースでも全く透けないのではなく、透けにくいという表現です。透ける部分もあれば、透けない部分もあるということです。それは上記の照度の強 さに関係して、照明器具やテレビのブラウン管の強い光はやはり透けて見えます。食卓テーブルのペンダント照明など、人体の間近に光源がある場合は人体や家 具も強い光りを受けますので、場合によっては透けてしまうでしょう。しかし照明から離れた位置にある人体や家具は、このレースの高密度組織が十分に遮蔽し てくれます。
このようにどのような生活シーンで透けにくさを求めるかによって、選択するレースのタイプは変わってきます。夜間は雨戸を閉めてしまうあるいはド レープを閉めてしまうなら、そこまでの透けにくさは不要ですから「昼間に透けにくいレース」で十分なのです。でも夏場の夜間はできるだけ天然の夜風を取り 入れてある程度遅い時間でもレースだけで過ごしたいなら、「夜間に透けいにくいレース」がお薦めになるわけです。
どちらの生地を選ぶか、ご参考になりましたでしょうか。室内からは閉鎖感がなく景色がよく見えて、外からは部屋の中が全く見えない、このような魔法 のレースは今のところ存在しません。夜間に透けにくい場合は、どうしても昼間の閉鎖感は出てきます。メリット・デメリット、どちらを優先するかでご判断く ださいね。