近年タワーマンションの高層階にお住まいの方が年々増えておりますが、それにともなって開放感あふれる眺望が得られる窓から入る強い日射し対策が問題になっています。
こちらの写真を送ってくださった方は、あまりにも日射しが強すぎて新聞が読めない、テレビも見えない、目が疲れてしまうので北側の部屋に非難していたそうです。
東と南の2面が床から天井まで全面ガラスのため、かなりの開放感に一目惚れして入居をお決めになったそうですが、いざ暮らし始めてみると予想以上の明るさにビックリ!レースのカーテンで何とか日射しを和らげることはできないかとご相談いただきました。
レースのカーテンは白という既成概念を持っているので、グレーなんて部屋が暗くなってしまうのでは?と心配されますが、あれだけ強い光を受けていたテーブルがほどよく日陰になって新聞を読むにはちょうど良い明るさ加減に落ち着いています。
インターネットの普及により誰もが情報を発信することが可能になったため、中にはカーテン専門家以外の人による情報も多数見受けられる時代になりました。
またカーテンを売っている通販店だからその情報は正しいかと言うと、ホームページを作っているのはカーテン知識を持たない製作会社だったりします。
カーテン販売店のスタッフも知識不足の上、間違った情報を製作会社に伝えているため、さらに解釈がねじ曲げられ誇張した表現になっていることも多いので注意が必要です。ここでも「遮光レース」という表現を使っていますが、カーテン業界的には間違った用語になります。
そのような名称のカーテンは今のところ存在しません。ただ最近は一般の方も「遮光レースを探しています」とメールや電話でお問い合わせいただく機会が増えてきました。お客様が勘違いして使っている機能は、部屋の中が透けて見えない遮像のことを言っているようです。カーテンのお店に行って「遮光レース」なんて言っても、通用しませんので注意しましょう。
ところが別の相談者の話をよくよく聞いてみますと、昼間の眩しい太陽光を何とか遮って欲しい、遮光カーテンでは暗くなりすぎるからレースのカーテンで適度に調光してくれるものを探しているようです。
分厚いミラーレースを購入して部屋が暗くなってしまったと不満に思う方もおられれば、部屋が明るすぎて偏頭痛がすると困っている方、光老化によるアンチエイジングを心配されている方もおられます。
人それぞれ部屋に差し込む光に関しての問題点は違いますが、今回はレースカーテンでほどよく太陽光の眩しさを低減してくれそうなレース達をまとめてみました。
部屋の環境によっては眩しさだけでなく、遮熱機能を持っていた方が良いと思いますので、夏の暑さ対策も一緒に考えるなら先ほどの
ステンレス遮熱レースか、「遮熱機能」「涼しや」といったキーワードを持つレースを探して検討してみてください。
タワマンの窓は全面ガラスなので、写真のように無地を使うならカラーレースがお勧めです。ソファーなどの家具とカラーコーディネートして楽しむのがコツです。
もう一つは透け感のある素材におしゃれな柄をプリントをしたレースを使うと、広くて殺風景な空間にリズムが生まれそれだけでインテリアの達人になれます。